筆者はTOSHIBA Dynabook SS 3480を久しく愛用していた。
しかし、購入後2年が経過し、そろそろ最大メモリ192MBはきついよねと思い始めたのが、買い替えのきっかけだ。
当然、dynabook SS 2100を購入するまでにはDynabookも新モデルに切り替わるなど様々な変化もあったわけであるが、今ひとつ食指が動かなかったのである。
該当機種のユーザーには不快かもしれないが、ここでは筆者が一消費者として「買わなかった」理由を紹介することで、通常のレビューとは違った角度でdynabook SS 2000シリーズの弱点を紹介してみたい。
筆者がDynabook SS S4を買わなかった理由 触ったとき、キーボードの品質向上ははっきりと感じた。 また、HDDが初物の1.8インチで、換装する術が無いことも筆者をためらわせた。 USB2.0非対応である事についてはあまり気にしなかったが、後から気づいて少しさびしい気分にさせられた。 ついでに言うと、旧SSではS3のSavage4を採用しており、メインメモリとVRAMが独立していたが、S4からは統合されていた。 また、当時はi810やらi815などの出来が悪いビデオ統合チップセットが主流になりつつあった頃で、筆者の中に「なんでディスクアクセスしたら画像が乱れるんだよ!」という、安物アーキテクチャに対する拒否反応があったのも事実である。 筆者がDynabook SS S5を買わなかった理由 S5は基本的にS4の延長線上のマシンだったが、USB2.0に対応するなど、基本設計に若干見直しが行われたようである。 USB2.0の対応は歓迎できるものだったが、他はクロックアップしたS5なので、やはり魅力は感じられなかった。 Dynabook SS 3480購入から2年経過しておらず、会社からの補助金が受けられないことも実は控えた理由だったりするけれど……。 筆者がDynabook SS S6を買わなかった理由 単なるS5のクロックアップ版では魅力無し。 また、この頃になると液晶のバックパネルが圧迫されることによって反射板が死んでしまうとか、キーボードと液晶の間に布を挟んでおかないとキーの型がついてしまうといった問題が多数指摘されるようになった。 筆者がdynabook SS S7を買えなかった理由筆者にとって、S7は久々に買っても良いDynabookであった。 まず、TridentのXP4とかいう得体の知れないビデオチップだったが、ビデオが独立していたのが大きかった。 ところが、某巨大掲示板で、ドライバのチートに関して大騒ぎになるなど、イメージが劇的に低下してしまった。 筆者がdynabook SS S8を買わなかった理由 dynabook SS S7でビデオの改良を喜んでいた筆者にとって、dynabook SS S8の基本スペックは明らかに退化していた。 CPUが1.0GHzになった以外何も進歩も無いのである。 筆者は銀行からdynabook SS S8を買う金を下ろして、無線LAN非内蔵型のCFスロットモデルを買おうとしていた。 ところが、筆者の情報網にdynabook SS 2100販売中との情報が入ってきてしまったのである。 |
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作成日: 最終更新日:2009/2/11 |