筆者が TOSHIBA dynabook SS 2000シリーズの
購入をためらっていた理由

筆者はTOSHIBA Dynabook SS 3480を久しく愛用していた。
しかし、購入後2年が経過し、そろそろ最大メモリ192MBはきついよねと思い始めたのが、買い替えのきっかけだ。

当然、dynabook SS 2100を購入するまでにはDynabookも新モデルに切り替わるなど様々な変化もあったわけであるが、今ひとつ食指が動かなかったのである。

該当機種のユーザーには不快かもしれないが、ここでは筆者が一消費者として「買わなかった」理由を紹介することで、通常のレビューとは違った角度でdynabook SS 2000シリーズの弱点を紹介してみたい。


筆者がDynabook SS S4を買わなかった理由

 触ったとき、キーボードの品質向上ははっきりと感じた。
 しかし、専用メモリが必要ということが非常に大きな障壁となった。
 筆者が業販ルートで購入する法人モデル(Dynabook SS 2000)は標準128MBが基本仕様のため、メモリも足らない。
 (最初、全くといっていいほど入手できなかったのだ、これが……)

 また、HDDが初物の1.8インチで、換装する術が無いことも筆者をためらわせた。
 おまけに、初期物は非常に遅かった。

 USB2.0非対応である事についてはあまり気にしなかったが、後から気づいて少しさびしい気分にさせられた。
 外付けストレージが12MB/Secと480MB/Sec

 ついでに言うと、旧SSではS3のSavage4を採用しており、メインメモリとVRAMが独立していたが、S4からは統合されていた。
 ということは、タダでさえ少ないメモリが余計に消費されてしまうということになる。
 (Dynabook SS 2000の128MBモデルなど、タダでさえ少ないメモリを16MB持っていかれて、首を吊りたくなるほど遅くなっていた。)

 また、当時はi810やらi815などの出来が悪いビデオ統合チップセットが主流になりつつあった頃で、筆者の中に「なんでディスクアクセスしたら画像が乱れるんだよ!」という、安物アーキテクチャに対する拒否反応があったのも事実である。
 残念ながら、中古で安売りしていてもS4はあまりお勧めできない。

筆者がDynabook SS S5を買わなかった理由

 S5は基本的にS4の延長線上のマシンだったが、USB2.0に対応するなど、基本設計に若干見直しが行われたようである。
 (S4は後からドライバの更新でUSB2.0対応するという噂があったが、東芝は結局対応ドライバを提供していない)

 USB2.0の対応は歓迎できるものだったが、他はクロックアップしたS5なので、やはり魅力は感じられなかった。
 既にDynabook SS 3480の時代に20GB搭載は実現しており、将来性という意味であまり余裕が感じられなかったのは悲しかった。
 コンシューマモデルについては大容量バッテリーが標準パックとなったが、これはあまりにバッテリーが少ないと不評だったことも原因の一つと考えている。

 Dynabook SS 3480購入から2年経過しておらず、会社からの補助金が受けられないことも実は控えた理由だったりするけれど……。

筆者がDynabook SS S6を買わなかった理由

 単なるS5のクロックアップ版では魅力無し。
 HDDは30GB版が出るなど、少しだけ容量アップ。
 しかし、このやる気の無いマイナーチェンジぶりを憂える声も結構多かった。

 また、この頃になると液晶のバックパネルが圧迫されることによって反射板が死んでしまうとか、キーボードと液晶の間に布を挟んでおかないとキーの型がついてしまうといった問題が多数指摘されるようになった。
 Office同梱で安いという話もあったが、筆者はもう安いだけでは買わないのだよ……。

筆者がdynabook SS S7を買えなかった理由

 筆者にとって、S7は久々に買っても良いDynabookであった。

 まず、TridentのXP4とかいう得体の知れないビデオチップだったが、ビデオが独立していたのが大きかった。
 また、メモリも汎用品を使えるようになっていた。
 HDDは依然1.8インチということだったが、40GBが登場して速度も大幅に改善されたので、そのくらいは大目に見ましょう

 ところが、某巨大掲示板で、ドライバのチートに関して大騒ぎになるなど、イメージが劇的に低下してしまった。
 また、個人的に金銭面で都合が付かなかったこと、生産台数が少なすぎて実物を一度も店頭で見られなかったことが大きかった。
 他社製品に目移りしてしまったのも、購入タイミングを逃してしまった理由のひとつである。

筆者がdynabook SS S8を買わなかった理由

 dynabook SS S7でビデオの改良を喜んでいた筆者にとって、dynabook SS S8の基本スペックは明らかに退化していた。
 また、オプションバッテリが大容量バッテリから中容量バッテリ(なんじゃそら)になったことも、結構ショックであった。
 (中途半端なことをされるぐらいなら、標準バッテリー2本の方が嬉しい)

 CPUが1.0GHzになった以外何も進歩も無いのである。
 とはいえ、検討対象となる競合機種もほとんどが855GM搭載のため、これが時代の流れであると筆者も諦めた。
 結構値段も下がっていたし……。

 筆者は銀行からdynabook SS S8を買う金を下ろして、無線LAN非内蔵型のCFスロットモデルを買おうとしていた。
 AirH"のCFタイプを買って入れることになったとき、収まりが良いからである。
 しかし、CFタイプはXPProモデルを売っていない……。
 筆者にはXPProの機能が必要だったため、やむなくLANモデルを購入しようかと思った次第である。

 ところが、筆者の情報網にdynabook SS 2100販売中との情報が入ってきてしまったのである。
 dynabook SS S7が買えるなら、dynabook SS S8買わなくてもいいじゃん。
 決まった。


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作成日:
最終更新日:2009/2/11

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