【dynabokの外部ディスプレイ接続事情】■最近の地デジテレビにはD-Sub15pin端子が付いていない 2009年頃からHDMI端子の標準搭載数が増えると同時に、D-sub15ピン端子が外されるケースが増えている。 パソコン本体は依然としてD-Sub15ピンが主流だ。未だにパソコン用モニターの安いモデルはD-Sub15ピンのアナログ入力しか無いものがあるぐらいで、もうしばらくはこの状態が続きそうである。 大画面でゲームをしたい人もいるだろうが、それ以上に「ちょっとデュアルディスプレイにしたい」と思う人はそれ以上に多いと思うが、エコポイントに便乗して買ったテレビにはD-Sub15ピンのアナログ入力が無いため、どうにもならないのである。 東芝も、Z3500まではアナログ入力付きだったが、筆者宅にあるZ7000からアナログ入力が廃止されており、少し困っていた。 ■D-Sub→DVI端子に変換しても解像度が選べないDVI→D-Sub変換コネクタが安く売られているが、これはDVI端子にアナログ信号とデジタル信号の両方が流れているから出来ることで、実はD-Subアナログ出力をデジタルに変換し、DVI経由で最終的にHDMIに変換するのは大変なのである。 さらに、少し古いサブノートPCは、残念ながら16:9のワイド画面に適合する画面モードに対応していないことが多い。 液晶画面が1920×1080だが、それより狭い画面で落ち着いたり、4:3の解像度しか選べないことが多々ある。■USBディスプレイアダプタはCPU要件が厳しい家庭のテレビに古いdynabookを接続するなら、本体グラフィックチップに依存しないUSB接続のアダプタが最良の選択肢のように思えるが、実際には非力なCPUでは処理できない等の問題がある。 こればっかりはやってみないとわからない。 【USBディスプレイアダプタとは】■USBの先にディスプレイ機能外付けするんです詳しくはITmedia ぼくらは「USB-RGB」を誤解していたかもしれないなどに書かれているのでここでは割愛するが、最近多いのはDisplayLink社の画像処理チップを使った製品。 ■メリット 本体のグラフィックチップに依存しないため、本体が対応していない画面モードにも対応できます。 ■デメリットCPU・メモリを食う。 動画は再生できない可能性があります。 Direct3D等を使ったソフト(ゲームの類)は動きません。 【REX-USBDVI2を使ってみた】■REX-USBDVI2の特徴USB2.0に接続して、DVI端子から画像出力するアダプタ。もちろん筆者はここにDVI-HDMI変換アダプタを追加している。 他社に先駆けて最大2048×1152(QWXGA)に対応している点を評価して、少し高いが購入した。 また、専用ユーティリティはピボットディスプレイにも対応し、回転機能も付いている。 ■REGZA Z7000に映した感想dynabook SS 2100はPentiumM-900なので、最初どうだろうかと思っていたが、問題なくインストールして表示することが出来た。 そして、初めて見るフルHD画面でのデスクトップは「広い!」 Excelで横方向が大きな表を扱うことが多い人は、激しく感動するに違いないし、業務効率の向上は疑う余地が無い。 確かに動画はマトモに表示できないが、テキスト画面のスクロールなどはほとんど問題ないレベルなので、仕事には十分使える。 本当のところを言うと、最初端のほうが切れてしまい、?状態だったのだが、表示設定をPCファインにする(というか、スキャン切り替えをジャストスキャンにする)と解決。隅々まできちんと見えて快適である。 ■2画面モードも利用可能ちなみにREGZA Z7000の2画面モードを使う場合は、表示エリアがスクエアに近くなることもあり、1920×1080のフルHDモードより、1280×1024のSXGAモードの方が使いやすかった。 少し文字がつぶれるが、あまり気になるほどではない。 テレビを見ながら、インターネットで調べ物をするといった使い方ができるのは便利。 |
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作成日:2010/1/11 最終更新日:2010/1/11 |