DynaBook SS 3000 シリーズシリーズの特徴それまでのグレーのプラスチック筐体から、VAIO505シリーズの登場以降の銀パソブームに乗って、マグネシウムを使った薄型筐体を採用。 8.4mmの2.5インチHDDは、開発が途中で止まってしまったため、大容量の物は入手不可能。
DynaBook SS 3300 シリーズシリーズの特徴Windows95若しくは98が快適に使えるサブノートパソコンという位置づけ。 若干大きく重くなったが、9.5mm厚のHDDを採用したり、自然空冷から冷却ファンを使った強制空冷に移行するなど、以後のDynaBook SS シリーズの基本的な要素を取り入れた設計となっている。 また、DynaBook SSシリーズとして初めてインテルのチップセットを採用している。 DynaBook SS 3000シリーズとの相違デザインが似ており、DynaBook SS 3000シリーズのマイナーチェンジに見えるが、実際は全く異なる新設計のPCである。 CPUがモバイルP6系に移行。これに伴い、メモリもSDRAMに変更されたが、独自形式。 液晶ディスプレイが11.3インチに大型化しており、微妙にサイズアップ。 厚みが増した代わり、PCカードスロットを上下に配置でき、Type3のカードを使えるようになった。 ビデオチップがNeoMagic MagicGraph 128XD (NM2160)から、NeoMagic MagicMedia 256AV (NM2200)に。VRAMも2MBから2.5MBに増量され、XGAでのフルカラー表示が可能になった。 廃熱処理のため、ヒートパイプと冷却ファンを併用したクーリングシステムを搭載。 USB FDDには対応しておらず、ブートには専用I/FのFDDを要する。 シリーズ内での相違1999年6月以降、サイズが同じでディスプレイ解像度の違うモデルが併売されていたので注意。 Pentium2を搭載したDynaBook SS 3380のみXGA液晶で、CeleronのDynaBook SS 3330はSVGA。
DynaBook SS 3400 シリーズシリーズの特徴インテルの440MXチップセットを採用し、メモリ増設用に標準仕様として策定されたマイクロDIMMを使う事で、ある程度汎用的な使い回しの効く設計になった。ただし、若干メモリとの相性は厳しかったようである。 アキュポイントにスクロール用ボタンが追加されており、使い勝手は向上した。ただし、本シリーズがアキュポイントを搭載した最後の世代であり、以降はタッチパッドを配置する余裕の無かったLibretto等の例外を除くと、東芝PCにアキュポイントは採用されなくなった。 USBの電力供給が弱い為、バスパワー機器の利用はあまり望ましくない。 シリーズ内での相違DynaBook SS 3400シリーズはDynaBook SS 3300シリーズからの過渡期にあり、またモバイルPCの競争が激しかった時期の為、途中で大きなモデルチェンジが行われた。 便宜上、DynaBook SS 3410/3440を特別に前期型と呼ぶ。また、3430/3480以降を後期型と呼ぶ。 前期型では最大メモリ搭載量が128MBとされ、後期型では128MBの増設に対応し、最大メモリ搭載量が192MB/256MBに拡大された。 また、前期型はグラフィックアクセラレータ(ビデオチップ)にTrident社製Cyber9525DVDを採用していたのに対し、後期型ではS3社製Savage IXに変更された。 ただし、メモリについては前期型でも各サードパーティーが独自に検証し、128MBの増設が可能なことを保証しており、実質的には後期型に対する弱点とはならない。 また、前期後期では使い勝手の点でも違いがあり、前期型では外部CRTコネクタの代わりにオーディオ操作リモコンのコネクタがあったため、プロジェクター等、外部ディスプレイを接続する場合は外部I/Oボックスが必要だった。 本シリーズでは、チップセット自体が最大256MBまで対応しているにも関わらず、長らくオンボードメモリが64MBだったため、最大搭載量が192MBに制限されてきた。 後期モデルでも、最終の3470でのみオンボード128MBが提供されたが、モバイルCeleronであり、国内ではついにPentium3+オンボード128MBのモデルは登場しなかった。 海外モデルのPortege3490CTが、Pen3+256MBを実現出来る唯一の機種という事もあり、東芝ダイレクトで割高な英語キーボードモデルを買い求めたり、或いはヤフオクで出回った日本語キーボード換装モデルにプレミア付きで飛びつくなど、当時は熱狂的なファンによる奪い合いがあったようである。
DynaBook SS 2000 シリーズシリーズの特徴筐体を一新。最厚部ですら20mmを切る、本当の意味で強烈に薄いパソコン。(最薄部での比較は、筐体を斜めにカットする等で容易にごまかせるため、比較にならない) 重量が1.19kgと軽量化しつつ、キーボードが19mmピッチと、完全にデスクトップ並のスペックになるなど、モバイルPCとして劇的な改良を行われている。 また、最大メモリ搭載量が512MBに増えた事で、Windows2000を余裕で動作させられるスペックとなった。 ただし、チップセットがビデオチップ内蔵型のCyber ALADDiN-T + ALi社製 M1535Bになり、グラフィック性能はSavage IXから退化した感がある。 また、増設メモリが独自仕様(汎用性無し)に戻ってしまったことと、本機で採用された1.8インチHDDが2.5インチHDDと比べものにならないほど遅かったため、総合的な性能面では誉められた物ではない。 液晶を薄くしすぎた代償として、圧迫されることによって液晶に黒いぼんやりとしたシミが出来る現象が多発。 シリーズ内での相違750MHzの前期型と、800MHzの後期型では、USBの規格が違っている。前期型はUSB1.1である。 業務用モデルにオンボード128MBのマシンが存在するが、メインメモリの一部(16MB程度)をビデオ用に食われる為、メモリ増設なしではWindows2000ですら満足に動かない代物である。注意されたい。
dynabook SS 2100 シリーズシリーズの特徴SS2000シリーズの正常進化系。より薄く、より軽く、PentiumMの採用により性能は著しく向上した。 また、不評だった独自仕様のメモリモジュールから汎用のDDR S.O.DIMMになったため、メモリの増設も気軽に行えるようになった。 好評だったキーボードはそのまま継承されている為、使い勝手は良好。WindowsXp世代であれば十分な性能を持っている。 重量1.09kgという軽さと再厚部19.8mmという薄さはモバイルPCとして今なお魅力的。 液晶の黒シミさえ無ければ、もっと高く評価されてもおかしくないのだが、惜しい。 シリーズ内での相違 初期のS7/SS2100のみ法人限定の2120のみ2世代Dothanコア。
dynabook SS 1600 / SX シリーズシリーズの特徴Let's note対策モデル。スリムショックとは名ばかりの分厚い筐体に幻滅した物だが、自分で所有するのではなく、人に使わせるという立場で考えるなら、実に頑丈で良いPCである。 むしろ、薄すぎて液晶の弱い20x0/21x0/S2xと比べると、実用的だと言える。 厚みがあるため、PCカードスロットとCFカードスロットと無線LAN機能の全部盛りをした上でUSBが3本という拡張性の高さも魅力。 dynabook SS S20 / S21 / SX シリーズシリーズの特徴東芝PC20周年記念モデル。 SS2000シリーズとほぼ同等の筐体サイズで、SS2000シリーズで弱点とされてきたバッテリー搭載量の少なさと、液晶の黒シミ問題を解決した。 しかし、キーボードは何故か評判の良かったSS2000シリーズの物ではなく、SS1600シリーズ用の幅が狭くキートップが横長の物を採用していたり、或いは圧迫されたときにシミは出ないものの簡単に液晶が割れてしまうという弱点も併せ持っている。 また、鳴り物入りで登場したSonomaプラットフォーム自体が魅力に乏しかったこともあり、完成度はもう一歩であった。 dynabook SS S30/SX シリーズシリーズの特徴再び厚型に戻る。恐らく歴代SSの中で一番分厚い。また、ワイド液晶を搭載するため、幅が広い。 法人モデルにのみ存在する2.5インチHDDモデルがお勧め。個人モデルが不評の原因は、重さをカバーしようとしたためか、或いはCFカードスロットを諦めきれなかったか、1.8インチHDD搭載モデルしかラインナップしていないことに原因があるように思う。 外で時間が無いからこそ、速いディスクで快適に使いたいノダ! S31で、SSシリーズの特徴だった右Fnキーが廃止され、一般的なキー配列になった。 また、地味でほとんど目立たなかったが、フラッシュディスクモデル(俗に言うSSD、ゼロスピンドルモデル)も初登場している。 dynabook SS RX1シリーズシリーズの特徴軽量・薄型・長時間バッテリーを搭載し、超軽量型光学ドライブ内蔵型やSSDモデルも選択可能な、モバイル向けPC。 キーボードの形状が変更され、若干ストロークが深くなった。 半透過液晶が、屋内使用時には視野が狭く使いづらいとの評価もあるが、グラフィックの映りを重要視しなければ大きな問題にはならないと思う。 IEEE1394インターフェースが内蔵されている事は、考えようによってはウレシイ。 dynabook SS RX2シリーズシリーズの特徴Centrino2対応し、チップセット等を更新して中身は別物に。メモリがオンボード1GB+増設2GBの合計3GB対応になり、32ビットVistaの上限まで積めるようになった。 また、筐体も一部変更され、ホームポジションの中心からずれていたタッチパッドが中心に移されたり、剛性を高められるなど、細かいブラッシュアップを施された。 IEEE1394は廃止され、代わりにeSATAインターフェースを内蔵。下り最大2.4Mbpsを誇るKDDIの広域WANモジュール内蔵モデル有り。また、無線LANは802.11nドラフト2.0対応で300Mbps。 RX1も良い機種だったが、RX2を見てしまうとやはり最新モデルは良いなと感じてしまう。 dynabook SS N10/NXシリーズシリーズの特徴RX2と同等のマザーボード。筐体が若干分厚く、その分コストが下がったのか値段がとても安い。 特にコンシューマ機は筐体をロータスピンク、ノーブルホワイト、グラマラスブラックの三色展開とし、「プレミアムコンパクトノート」のコピーが与えられた。 dynabook RX3 R73xシリーズシリーズの特徴筐体の小型化をやめて、コストダウンしたモバイルノート。 大きくなった筐体を活かし、標準電圧版CPUを採用。 dynabook R74x/R75xシリーズシリーズの特徴R73xのメインボードを使った大型モデル。R75xからは10キーが使えるが、最下段のキー配置が左にずれるため、注意が必要。 dynabook R63xシリーズシリーズの特徴R73xシリーズの基板に省電力CPUを載せ、AirMacを真似、拡張性を犠牲にする代わりにスタイリッシュなデザインとした「ウルトラブック」版。 |
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作成日:2007年8月8日 最終更新日:2014年3月15日 |