【テスト概要】■比較条件Banias900MHz搭載のdynabook SS 2100からDothan1.1GHz搭載のPortege R100に機種変更して、どのくらい性能向上したかを、ベンチマークソフトを使って比較してみた。 今回のテストは、Portege R100でテストを行い、そのHDDをそのままdynabook SS 2100に移植して行った。 また、メモリもR100に付いてきていたPC3200の256MBメモリを増設し、合計512MBにした。 電源に接続し、解像度は1024×768 の24bitカラーという、スタンダードな状態で計測している。 クロックが違うので、表題のBanias と Dothanの性能比較を期待していた人にはガックシだろうが、dynabook SS 2100からPortege R100への乗り換えを画策している変態さんには参考になるかもしれない。 【Super π】■Portege R100がクロック以上、約1.3倍高速SS2100 1分30秒 クロック比は約1.2倍なので、残りはCPUのキャッシュが倍になったことなどに起因すると思われる。 後のCrystalMark 2004R3の結果とも整合性が取れているので、小さなプログラムでの演算処理は、クロック比を割り引いても1割程度高速化しているのではないかと思われる。 【3DMark2001 SE】■CPU無関係なため、dynabook SS 2100が僅かに高速!?SS2100 2731 3DMark2100の結果は、グラフィックチップの性能にフォーカスしているからか、誤差の範囲内と言えそう。 ちなみに話題のチート状態で計測すると、以下の通り。Portege R100が逆転している。 SS2100 4949 日本ではチート禁止ドライバが提供されているが、アメリカTOSHIBAサイトには当該修正バージョンはリリースされていない模様。 【CrystalMark 2004R3】■Portege R100がCPU性能分順当にリード?SS2100 Mark 17695
見方がよく分かりませんが、CPUの違いを素直に反映させた結果のように見受けられる。 何か細かい結果も出ているようなので、必要なら再テストします。 Portege R100(Dothan) dynabook SS 2100(Banias) 【総評】■確かにクロック分ぐらいは速いCPUは高速化しているが、アプリケーションレベルでそれに気づくかといわれると結構微妙である。 個人的にはいろんな意味で満足しているが、dynabook SS S7/SS 2100ユーザーが焦って1GHz/1.1GHzのdynabook SS S8やSS 2110/2120に乗り換えを検討したり、ましてや海外仕様のPortege R100を高値で落札する必然性があるとまではとても言い難い。 そして、筆者はdynabook SS 2100と同時に購入したPC2100のメモリを使っていたが、後期Portege R100はDothan対応の影響か、PC2700を指定しているため、そのまま流用できない。(動作不安定になる) 液晶がぐちゃぐちゃになっている、HDDにバッドセクタがある、802.11gを使いたいといった場合には乗り換えメリットがあるだろうが、そうでなければ現在の愛機を使い切る方が得策だと思う。 |
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作成日:2008/10/5 最終更新日:2008/10/16 |