【概要】■dynabook Rシリーズかつて東芝のモバイル用PCと言えば「SSシリーズ」だったが、最近Rシリーズをモバイル用の記号にすることになったらしい。 何故Rなのかは聞いてはいけない。MobileとかHandyとかCarryとか、他に適当そうな言葉もあるだろうに、わざわざRを選んだのには、何か意味があるに違い無い。 残念ながら、その理由が筆者には分からないだけだ。 ■要はデカいR731なのか?どうやら、液晶の大きさと、それに合わせて大きくなった筐体が違うぐらいのようだ。 CPUはR731の主力と同じCore i5-2520Mプロセッサ。上位のvProと下位のCore i3は選択できない。 R741は14.0型液晶、R751はモバイル用としては大型な15.6型液晶。 モバイルと言い張るのだから、一応可搬性があると思うが、他の機種と比べると以下のようになる。 RX2 283mm(幅)×215.8mm(奥行)×19.5mm〜25.5mm(高さ) 858g〜1053g 「利用シーンに合わせて3種類の液晶サイズから選択可能」というキャッチコピーの通り、単に3通り作ったというのが正しいかもしれない。 ■ホントにデカいR731液晶が大きくなっても解像度は1366×768のHD液晶。 インターフェースの数も特段変わらない。 751にはテンキーが付くが、その程度か……。 【各機能詳細】■性能はR731と同じということで、RX3/731のページを参照して頂きたい。 Sandy Bridgeこと第2世代Core i5を搭載しており、性能面では十分。 メモリが4GBとなっているが、メモリスロットに差せば8GB認識するのではないか。 ■好みの分かれるキーボード R731とR741は、テンキーのないキーボードである。 一方、R751はフルサイズテンキー付き。ただ、このテンキー付きは曲者で、幅に余裕が無くなったためにカーソルキーが行き場を失い、何故かスペースキーを左に追いやってしまっている。 画面に対してホームポジションが左にずれるのも若干気になるところ。 ホームポジションを体の正面に持ってくると、パソコン本体が右に飛び出す格好になる。 ■仕様共通化のメリットハード仕様がほぼ同一のため、リカバリーメディアが共通らしい。 法人用であればメリットとなりうるのだろうか。 ■R751は液晶を180度展開OK画面をローテーションできるので、プレゼン用に良いとのこと。 15.6インチ液晶の大型PCを、プレゼン先に担いで行くかという問題はあるが、テーブルを挟んでお客様に画面を見せたい場合には便利かもしれぬ。 ただ、この使い方の場合、画面を反転させられるタブレットPCの方が便利かもしれない。 【感想】■R731より大きくした意味は???まずは一言、それに尽きる。 小型モデルは超低電圧や低電圧型CPUで、駆動時間を重視し、大きな筐体のモデルは廃熱能力にも余裕があるので、通常電力版の高速型を採用……と言うことなら分かる。 R731は通常電力版を搭載できてしまっており、かつR741/R751でも同一クロックのCPUを搭載している時点で、性能面では何のアドバンテージも無い。 液晶サイズが大きい分高解像度が選べるならそれも良い。 しかしながら、15.6インチにしても1366×768ドットのままである。 ブルーレイが付いたり、AV機能が向上するでもない。 一般職はR731、管理職はR741、役員はR751と、大きさでヒエラルキーを反映するか? 多分、キーボードや液晶などの部品共用化によるコスト削減がR751のサイズで一番効いているということなのだろうが、中間サイズとなるR741の存在感がますます薄れてしまっている。 ■Bシリーズとの棲み分けは? R751は、低価格デスクトップのBシリーズと |
リンクパワースリムモバイルPC dynabook R741(2011年3月) パワースリムモバイルPC dynabook R751(2011年6月) |
作成日:2011/11/15 最終更新日:2011/11/15 |