dynabook SS 2100 (S7) とSS2110 (S8)
マザーボードを写真で比較


【SS2100 (S7) とSS2110 (S8) のマザーボード写真】

 855PMチップセットのdynabook SS2100と855GMチップセットのdynabook SS2110、マザーボードはどこが違うんだろう。

 オークションで筐体とマザーボードをバラバラに買っても大丈夫だろうか?と心配する前にこのページを見て観察してみよう。

■底面

・SS2100 (S7) のマザーボード 無線LANモデル

dynabook SS2100(S7)のマザーボード

・SS2110 (S8) のマザーボード CFカードモデル

dynabook SS2110(S8)のマザーボード

 CPUファンの有無は無視して頂いて、ボード上のチップ構成は結構違う事が分かる。

 マザーの左端で、 SS2110 (S8) で空きパターンになっている箇所は、MiniPCIソケット端子。その隣がCFカードスロットの接続端子。

 これを見ると、S7でCFカードスロットモデルを作ることが出来なかった理由が何となく分かると思う。

 下半分はよく似た作りだが、上半分は別物である。

■上面

・SS2100 (S7) のマザーボード 無線LANモデル

dynabook SS2100(S7)のマザーボード

・SS2110 (S8) のマザーボード CFカードモデル

dynabook SS2110(S8)のマザーボード

 中央に並んでいるのが、オンボードの256MBメモリ。

 右側の四角はTOSHIBA製のカスタムチップだが、大きさがまるで違う。

 また、その下のコネクタは筐体横のイヤホンジャック部分のサブボードに接続される物だが、大きさが全然違う。CFカードスロットモデルでは、イヤホンジャック横にUSBコネクタが装備されるため、信号線を増やした物と思われる。微妙に位置も違うので、互換性は無い。

 SS2110 (S8)の無線LANモデルは赤外線ポートが装着されているので、いずれにせよSS2100 (S7)とは仕様が異なる。メインボードを交換する場合は、イヤホンジャック部のサブボードとプラスチックカバーも併せて交換されることをお勧めする。

 その他、キーボード・タッチパッド等は全く同じなので安心されたい。

【無線LANモデルとCFカードスロットモデルの違い】

・下部筐体カバー

 当たり前だが、CFカードスロットモデルにはCFカード挿入用の穴が空いている。
 従って、無線LANモデルとCFカードスロットモデルのマザーボードを置き換える場合は、筐体の変更も必要である。

 付けないつもりならいいけどネ。

・マザーボード

 上記写真の通り、無線LANモデルとCFカードモデルでは、マザー上に装備されているコネクタが違う。
 ジャンクマザーを購入する場合はこの点にも注意されたい。

 CFカードモデルのマザーに無線LANカードは装着出来ない。また、逆に無線LANモデルにCFカードコネクタは装着出来ない。筐体とマザーを別々に購入する人は少ないと思うが……もし買うなら全部まとめて買っておいた方が良い。

 余談だが、CPUクーラーは共通だが、CPUクーラーを装着するためにはシリコングリスを別途用意しておくことが望ましいため、これも装着したまま売られている物を選ぶ方が望ましい。

 上の写真で言うと、SS2100 (S7) の方にだけ付いている銀色の部品である。

・イヤホンコネクタ

 無線LANモデルには無線LANのON/OFFスイッチが付いている。
 内部の基盤も異なるし、カバーも異なる。要注意。

・液晶ヒンジ

 SS2110 (S8)の無線LANモデルを持っていないので確証は持てないが、SS2100 (S7)の無線LANモデルと、SS2110 (S8)のCFカードモデルでは、液晶ヒンジの形状が微妙に異なる。

 ちなみに、ヒンジが緩くても、曲がっていないなら買い換える必要は無い。後ろのネジをマイナスドライバーで締めることで改善される。調子に乗って締めすぎると、片手でスイッと開けなくなってしまう。

 いかに工場出荷時にきちんと適切なトルクで締められているかが分かる、ということだネ。

・無線LANのアンテナ

 液晶パネル裏に、無線LANアンテナが付いているのは、無線LANモデルだけ。

 剥がすのは難しそうなので、表面パネルごと購入しても良いかもしれない。


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作成日:2008/2/3
最終更新日:2009/10/5

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