首がくるくる Dynabook SS3500

重いが味のあるタブレットPC
一応これもSSである。


【概要】

Microsoft Windows XP Tablet Editionを搭載したタブレットPC

SS2000世代の設計ながら、首がくるくる回るということで筆者はビックリした。
ビックリしたが、実は性能そのものはA4ビジネスノートのsatellite1850辺りと同等で、結構良いのである。

タブレットそのものの使い勝手は、対応アプリも少なくどうなのかなといった印象だが、とにかく首が回るので、プレゼンには良さそうだった。

【各機能毎の詳細】

■性能はA4ノートに匹敵

最初にも書いたが、PentiumIII-1.33GHz-Mを搭載し、メモリスロットが二つあるので最大1GBまでメモリも増設可能な設計で、実は重さにさえ目をつぶれば、高性能1スピンドルPCとしても検討に値するスペックなのだ。

 当時のSS2000は最大512MBの高価な専用メモリや、低速な1.8インチHDDに足を引っ張られた感があるが、本機のハードディスクは40GBでこそあるが、2.5インチの高速タイプを採用しており、ビジネスで活用するには十分な性能を持っていた。

■サイズ比較

SSと名前が付いているが、本機はA4モバイルと考えた方が良さそうである。。

SS1600 268mm(幅)×210mm(奥行)×27.8mm(最薄部)〜34.6mm(高さ) 1.1kg
SS2100 286mm(幅)×229mm(奥行)×14.9mm(最薄部)〜19.8mm(高さ) 1.09kg
SS3500 295mm(幅)×234mm(奥行)×29.9mm(最薄部)〜32.8mm(高さ) 1.85Kg

要するに、SS2000系よりさらに1cmずつ大きく、厚みがSS1600系よりキモチ薄いくらい……。
バッグに入れて持ち歩くなら、事前に携行品の検討が必要だ。

あまり軽くすることを考えていないのかもしれないが、1.5kgを切ってくれると、積極的に持ち歩きたい雰囲気になってくるのだが。
とはいえ、性能や拡張性とこの辺はトレードオフで、性能が陳腐化しないために却って長持ちするのであれば、目をつぶってもいいと思う人もいるかもしれない。

■拡張性

 メモリは普通のPC133 144Pin S.O.DIMM で増設可能なので、専用品だったSS2000 よりよっぽど入手しやすい。512MBを2個装着すれば、1GBでWindowsXPなら快適に動作させられるスペックである。

 また、リカバリCDが添付されているので、HDD換装も抵抗無く行えるのがウレシイ。PCMCIAタイプ2の他、CFカードスロットとSDカードスロットも普通に付いている。

【まとめ】

 A4ノートを無理矢理1スピンドルにして、タブレットPCに仕立て上げた事について、色々と意見はあるかもしれないが、重装備高機能PCの一つの進化系としてみると面白いと思う。


リンク

タブレットPC DynaBook SS 3500 (2002年11月)

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作成日:2007/12/1
最終更新日:2007/12/1

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