筆者が購入を検討したdynabook SS以外のマシン

筆者は、仕事の都合でワイド液晶は×なのである。
というわけで、どうしてもXGA液晶を選択せざるをえないのだが、マトモに可搬性OKのサブノートが少ないように思う。

そんな中で、 dynabook SS 2100を購入しようとしたときに気になった東芝製以外のサブノートパソコンを紹介する。


IBM ThinkPad X31

 筆者にとってThinkPad Xシリーズは常に気になるパソコンであった。
 実はSS 3480を購入しようとしていたときも、実は会社の取引先との関係で東芝に転んだだけで、実は自分で選定していたのはX20だったのだ。

 また、X31の前モデルに相当するX30はDynabookで言うところのS4みたいな位置づけのマシンで、非常に中途半端な性能であった。
 しかし、X31はメイン機として使えそうな雰囲気を漂わせていたのである。

 筆者は一時期出張が減った時期があり、重量があってもスペックの高いマシンを検討していた時期があった。
 その筆頭がこのThinkPadX31であった。

 PentiumM1.4GHz(最新版は1.6GHz)、最大メモリ1GB、MobileRadeon
 USB2.0+IEEE1394+IEEE802.11b+PCMCIA×1+CF×1というスペックは、1スピンドルモバイル機では最高の部類になる。
 バッテリーもロングライフ。

 しかし、何が詰まっているのか分からないが、1.64kgと少し重いのだ。
 1.34kgのDYNABOOK SS 3480ですら、少し重いと考え始めていた時にさらに増えるのはちょっと困る。
 (SSはバッテリーが持たないため、AC必携だったことも理由にあるのだが・・・)

 また、ThinkPadファンからは好評のキーボードが、筆者にとっては問題であった。
 まず、キータッチが固い。これが好きな人にはいいらしいのだが、筆者には重い。
 ストロークがあるために底打ちが小さいことを評価する向きもあるが、デスクトップのキーボードと比較してもキーが固いと思う。

 また、キー配置が特殊である。筆者は結構Windowsロゴキーを使ってしまうのだが(使い慣れると便利です。)、Windowsキーが無い。
 カスタマイズはできるが、スペースキー左側のキーの絶対数が足らないのでどうにもならない。

 値段も下がっていて、拡張性や性能を考えると非常に良いマシンだと思ったのだが……。

IBM ThinkPad T40

 X31に400g程度追加するだけで、さらに高いスペックが手に入る。
 しかし、現物を見ると、14.1インチのスリムモバイルは大きすぎた。
 可搬性はあるが、いつでもどこでも開いて使うという代物では無いようだ。

PANASONIC Let'sNote W2

 CD-RW+DVD-ROMコンボドライブ搭載のモバイルマシン。
 この機能で1.3kg台の軽さは驚異的。
 メインメモリが公証512MBだが、サイズの問題であり、銘柄さえきちんと選べば768MBまで搭載できる。

 筆者が気になったのが、キーボードのサイズである。
 他社ユーザーから叩かれる事の多かった横幅19mm、高さ15mmの変形キートップだが、筆者はあまり気になっていなかった。
 むしろ、縦が詰まることで数字キーが打ちやすくて良いぐらい。
 しかしながら、右端のキーが詰まっていて、多少打ちづらくなっているのだ。

 PCの基本スペックとしては、現在のサブノートとしては標準的、常識な物で、特筆すべき点は無いが、非常にバランスの取れた良いマシンだと思う。

 不運は、筆者が買おうとしたときに生産終了してしまい、物がなくなった事である。
 買いたくても買えない……。
 結局、無いものは買えないのである。

SONY VAIO TR

 W2と同じようなコンセプトだが、よりAVに振ったつくりになっている。
 非常に興味もあったのだが、天下のSONYである。

 以前よりは上手になったと思うが、台湾OEMのハードウェア+怪しげな自社ソフト=VAIOという固定観念が捨てられないので、今回もパス。また、実機を触ってみて、デザイン優先のキーボードは思いのほか操作性が悪かった。

 筆者の第一任務は業務用の資料を大量に生産することなので、コレでは使い物にならん。

NEC Lavie J

 厳密には買ってから気づいたのだが、2.5インチHDDでMobile Radeon 7500を搭載しながら1.38kgに抑えていると聞いたら、理想的なマシンではないかと思った。

 変な形のキーボードもなくなるなど、売れそうな予感がする。

 だが、残念ながらキーピッチが18mm以下。筆者の不器用な手には合わないので、やはり買わなくてもいいということに落ち着いたが、やはり気になって気になってしようがない。


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なし

作成日:
最終更新日:2006/10/20

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