【セカンドディスプレイの定番DisplayLink】■ついに本命登場!iPadをパソコンのセカンドディスプレイにするためのアプリはこれまでにもいくつか存在していたが、いずれも数百円〜の有償アプリで、お試しのハードルが少々あることと、人柱報告によるといずれも動作速度や安定性の面で評判があまり芳しくないため、導入をためらっていた。 そこに登場、DisplayLink。USB接続のディスプレイアダプタとしてド・定番と化している一連の製品の開発元であるDisplayLinkが手がけた、iPad用アプリ。 なんと、無料! iPadを持ってる人なら、使ってみない手は無かろう。 【導入方法】■必要なものiPad……そりゃそうだ。Wi-Fi版でも3G版でも構わない。(新iPadはどうだかわからないが、普通に動くと思う) iPadのスタンド……斜めに立てかけておけるなら、箱でも何でも構わない。 Wi-Fi(無線LAN)環境……安定してることと、無線子機同士が通信できる設定であることが重要。 WindowsPC……WindowsXP(32ビット)か、WindowsVista/7(32/64ビット両対応)で、これらが快適に動くこと。 筆者はdynabook SS2120(PenM1.1GHz/1280MB)+iPad(1st)で試用。 ■WindowsとiPadの双方にDisplayLinkのソフトをインストールすべしiPadはApp StoreでDisplayLinkを検索してみること。期間限定無料だったらしいが、2012年3月現在でも無料だ。 また、Windows用ソフトも無料でダウンロードできる。 ダウンロードはhttp://www.displaylink.com/support/downloads_ipad.phpから行える。 Windows版をインストールした際、「iPadパスワード」なる画面で入力を求められるが、コレがiPad側を起動したとき、どのPCに接続するか確認するときに使うパスワード。 【使ってみた】■不安定だと思ったら…PCが低性能だからか、iPad側でアプリを起動してみたが、何度も起動直後に終了。 iPadをシャットダウンしても変わらない。 思うところあって、iPad側でホームボタンダブルクリックしてみると、子供が遊んだらしい無数のアプリが……。 これはDisplayLinkというより、iPadのよくあるトラブルシューティング手順ですが、とはいえやはり不安定みたい。 この辺は改善してほしいものです。 ■機能Windows側のアプリはサービスとして実行されており、 1.iPadでDisplayLinkを起動 という仕組み。 Windows側のタスクトレイに常駐している「DisplayLink Manager」で、ディスプレイの回転等に対応。 標準では横長1024×768の16ビットカラー(65536色)のディスプレイで、縦置きにも対応。 ■パフォーマンスUSB版のアダプタより解像度が低いせいもあるけれど、動作は高速。 Youtubeの動画も普通に見えてしまうし、実際にこの文章をiPad画面上で編集しているが、全く違和感無い。 PC側がCPUがPentiumM1.1GHzと、ネットブック並のスペックであることを考えると、この快適さは驚異的だ。 【感想】■WindowsとiPad両持ちの人は是非試してみて!安定性にやや難はあるものの、実用性は素晴らしい。 このアプリを使うためには、ちゃんと無線LANの設定を行える必要があるが、環境さえ整えばハードルは低い。 いつ有償になってもおかしくない出来なので、とりあえず使う予定が無い人も入手しておくことをお勧めします。 ついでにiPhoneにも対応してくれたらいいのになぁ……。 ■表示デバイスとしてのiPadも素晴らしい筆者が使っているのは初代iPadだが、9.7インチIPS液晶は本当にキレイ。 ヘボいノートPCのディスプレイより快適! iPad単体でもオイシイが、周辺機器としてもこれだけ使えると、会社からの借り物ではなく、自分のiPadが欲しくなりますな。 【追記】ここまで持ち上げておいてなんですが、DisplayLinkは配布終了したようです。。。 Unfortunately, the DisplayLink iPad app is no longer available or supported. (訳)残念だけど、DisplayLink iPad用アプリケーションはもはや利用可能でなくサポートされませんよ。 |
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作成日:2012/4/1 最終更新日:2012/11/30 |