【iPhoneで自宅PCを触りたい】■リモートデスクトップで自宅PCは触れない自宅PCを家の外から触りたい。パソコンは持ち歩けない。というとき、スマートフォンでパソコン操作できたら……なんて思うことがある。 いや、百歩譲ってパソコンを持っているとしよう。でも、自宅PCってやっぱり触れない。 固定IP持ってる人なんていないし、VPNなんてなかなか設定できない。 おまけに、iOS用のリモートデスクトップクライアントは不安定だったり、ろくなもんじゃない。 ■リモートデスクトップで自宅PCは触れないそんなあなたに、TeamViewer! 詳しい仕組みはよく分からないが、多分中間サーバーを利用して暗号情報をやりとりして、一種のVPNを構築するんだろう。(この一文、かなり適当です) 気になる料金も、個人利用なら無料! いざという時がある人も無い人も、一応持っておくと良かろう。 【導入方法】■必要なものiPhoneかiPad……そりゃそうだ。Wi-Fi版でも3G版でも構わない。(新iPadはどうだかわからないが、普通に動くと思う) iPadのスタンド……斜めに立てかけておけるなら、箱でも何でも構わない。 Wi-Fi(無線LAN)環境……安定してることと、無線子機同士が通信できる設定であることが重要。 WindowsPC……たぶん、XP以降。 筆者はdynabook SS2120(PenM1.1GHz/1280MB)+iPad(1st)で試用。 ■WindowsとiPadの双方にDisplayLinkのソフトをインストールすべしiPadはApp StoreでDisplayLinkを検索してみること。期間限定無料だったらしいが、2012年3月現在でも無料だ。 また、Windows用ソフトも無料でダウンロードできる。 ダウンロードはhttp://www.displaylink.com/support/downloads_ipad.phpから行える。 Windows版をインストールした際、「iPadパスワード」なる画面で入力を求められるが、コレがiPad側を起動したとき、どのPCに接続するか確認するときに使うパスワード。 【使ってみた】■不安定だと思ったら…PCが低性能だからか、iPad側でアプリを起動してみたが、何度も起動直後に終了。 iPadをシャットダウンしても変わらない。 思うところあって、iPad側でホームボタンダブルクリックしてみると、子供が遊んだらしい無数のアプリが……。 これはDisplayLinkというより、iPadのよくあるトラブルシューティング手順ですが、とはいえやはり不安定みたい。 この辺は改善してほしいものです。 ■機能Windows側のアプリはサービスとして実行されており、 1.iPadでDisplayLinkを起動 という仕組み。 Windows側のタスクトレイに常駐している「DisplayLink Manager」で、ディスプレイの回転等に対応。 標準では横長1024×768の16ビットカラー(65536色)のディスプレイで、縦置きにも対応。 ■パフォーマンスUSB版のアダプタより解像度が低いせいもあるけれど、動作は高速。 Youtubeの動画も普通に見えてしまうし、実際にこの文章をiPad画面上で編集しているが、全く違和感無い。 PC側がCPUがPentiumM1.1GHzと、ネットブック並のスペックであることを考えると、この快適さは驚異的だ。 【感想】■WindowsとiPad両持ちの人は是非試してみて!安定性にやや難はあるものの、実用性は素晴らしい。 このアプリを使うためには、ちゃんと無線LANの設定を行える必要があるが、環境さえ整えばハードルは低い。 いつ有償になってもおかしくない出来なので、とりあえず使う予定が無い人も入手しておくことをお勧めします。 ついでにiPhoneにも対応してくれたらいいのになぁ……。 ■表示デバイスとしてのiPadも素晴らしい筆者が使っているのは初代iPadだが、9.7インチIPS液晶は本当にキレイ。 ヘボいノートPCのディスプレイより快適! iPad単体でもオイシイが、周辺機器としてもこれだけ使えると、会社からの借り物ではなく、自分のiPadが欲しくなりますな。 |
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作成日:2012/4/1 最終更新日:2012/4/1 |