FMV5120D5

前作よりは少しマシになったが、まだまだ出来が悪すぎるマシン。


FMV DESKPOWER

画像は5133D5

・スペック

CPU:P54C-120

チップセット:Aladdin3

セカンドキャッシュ:非同期256KB

 

基本的にはFMV575D5と同じなので、そちらを参照してください。

 

FMV D5シリーズ 内部構造

・講評

基本的に575D5と同等のマザーボードのため、拡張性や特色は同等。
ディスクはとりあえず多く(1.2GB)、CPUも速いため、575よりは遥かに使いやすいが、やはり同一CPUの他機種と比べてしまうと性能は今一つ。
チップセットの基本性能がNeptune(Tritonの前)クラスのため、多くを望むのは酷かもしれないが。
CPUがこのクラスでは、セカンドマシンとして使うのもそろそろ辛いかも。
基本的にOldPentiumしか対応していないのも寂しい。(下駄で対応)

・オーバークロック

FMV575D5と同じですが、同じ事を書いてもつまらないので補完する内容など。
マザーボード上の指定に従えば、簡単に動作クロックは変えられる。
クロック変換後、「設定値がおかしい」というエラーが英語で表示されるが、これは単にF1キーを押せば新しい値を書き込んでくれるので怖がる必要無し。
割とまともな冷却ファンが装着されているので、133MHz化(外部60MHz→66MHz)は「やらなきゃ損」といった感じ。
実際、何事も無かったかのように動く。殆どマージン範囲内だ。
動作保証はできないが、メーカー保証が切れている事やもはやP54C-120の市場価値が無い事等を考えると、やって損は無いと思う。
2.5倍速設定は冷却等で問題が生じる可能性もあるので、むやみに行わない事。CPU自体には設定が用意されている可能性があるが。

・近代化改修のキーポイント

マザーボード自体に馬力が無いため、パーツを剥ぎ取って自作に走るのが最良の手かもしれない……。
とにかくAcer製マザーボードが富士通チューンのおかげで劇的に性能を下げているのだから。(苦笑)
ソフトハウスも一目置くのがこの頃のFMV。

・下駄について

CPU周辺のレギュレーターなどと干渉するらしく、下駄の装着は結構難しいようだ。
最悪、ヒートシンクを削るなどの工夫が必要になる。
それでも、してみる?

・メルコ製アクセラレータとの相性

 何故か、起動ごとにエラーを出してくれる。これは仕様として説明書にも明記されているので仕方ないが、その時、画面にはP5-200と表示されている。

 ということは……と、物は試しで3倍速設定にしてみたが、案の定失敗。

 毎回F1を押して下さい。


リンク

なし

作成日:
最終更新日:2006/11/5

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