“よし”の結果レポート

(133MHzから200MHzの世界へ)

よし氏より200MHz化達成レポートを戴きましたので、ほぼ原文のまま掲載させていただきます。

PC-Name : FMV-5133T3(1996年1月)

M/B : Acer V50(ALiチップVer4搭載)

V50LAではない。

Lagrange注:LAはデスクトップ用LPXでしたっけ。

BIOS : Phoenix Bios Ver 4.05

(BIOS書き換えも試みたがVer4.0以上ならやめた方が良い。
第一に危険。COM2がどうのこうのとあとあとめんどう。
CPUを上げればBIOSによる差は吸収されてしまう。
Lagrange注:多分、BIOSレベルはどれも同じだと思います

USE OS : Windows95 (4.00.950.B)

Windows98にする予定はない。個人的にはダメOSと思っている。
200MHzにしたといっても、FMV-5133T3では利点が少ない。
尚、Win95でIE4を入れると、とたんに重くなる。サブマシンと して、自宅で仕事をするといった使い方ならNetscapeを薦める。
くどいが、FMV-5133T3にIE5など入れない方が良い。ご丁寧に 余計なものを大量に入れてくれる。
あくまでも、FMV-5133T3での 話だが・・・。
Lagrange注:問題は、どうやってWin95OSR2を入手するか……です。既に入手不能ですよね。ライセンスの問題もあるし。

CPU(現在) : Genuine Intel Pentium 198.95MHz ということになっている。

起動画面では、180MHzと表示されるがベンチマークテストを幾つ かのソフトで試すと全て198.xxMHzという結果がでた。
Pentium133(標準)→Pentium166(FMV5166D8に標準装備されていたもので色は黒色。外見からもオーバークロック耐性があるように見える。そもそもFMV5166D8はクロックアップがしやすい名器、失礼。
名機であり、友人所有のマシンだが、標準の Pentium166を譲ってもらった。本人はジャンクと謙遜している が、どうやら生まれ変わったらしい。F○Vでは、珍しいほどの名機である)に変える。
Lagrange注:FMV5133D8という、もっと廉価な兄弟機があるんですよぉ(^0^)

我がマシンは66.6×3.0=199.8MHzに設定しうまくいった。ちなみに、お約束のSANACEの冷却ファン 2900円を購入。FMV-5133T3の標準装備は安物で使い物にならない。とりあえず、Socket7用(K5対応版)を買う。
当分、変える気はないので、お約束シリコングリス(700円)ではなく、冷却シール(300円)を使用。こんなちっこい両面テープみたいなものに・・・、とも思うがこれで、CPUがもてば安いと思う。
ちなみに。冷却ファンのコードだが、FMV-5133T3 のM/Bには、電源をさす針が二本しかないので、向かって左に赤、右に黒をさせば、ちゃんと回る。黄色は使わない。
それでもちゃんと回ってくれる。逆にさすと、逆に回るような気がするが恐くて試したことはない。
Lagrange注:4pin変換コネクタ(各種ドライブ用電源端子に接続)付いてなかったんでしょうか。(^^;

これも、お約束だが電圧は高めが安定するというのは、本当らしい。良く見ると、JPの近くにSTDやらVRE という記述がM/B上にある。
意味はLagrangeさんに親切に教えてもらった。ありがとうございます。m(T T)m

Lagrange注:どう致しまして。ちなみにSTDは3.3V、VREは3.52Vです。

HDD Info : Master-Western Dezital(1600MB) & Slave-I/O Data(3200MB)

この古いHDDが我がマシンを遅くする元凶のような気もする。あんまり遅いのでSlaveを一時、はずしたが、諸般の事情で今はくっついている。
ちなみにFAT32は使えるが使っていない。 全部FAT16である。
うまく区切ってやれば4.8GBは使える。
99年冬のボーナスでMOかCD−RWを買う予定である。
無難なMOになりそうな予感がする。640Mbの中古かな?
Lagrange注:マザー自体がIDEのPIOモード3程度しか対応してないのでは??

Memory : 16+32+32=80Mb(パリ有り)

←パリ無しだと起動しない。
I/O Dataに行けば詳細が分かる。いずれ、安物メモリと人は 呼ぶであろう代物。
Lagrange注:BIOSにパリティチェックに関する項目があるはずなので、Disableに変更すれば使えます。増設前に変更しておく必要がありますが。

Display : Century社(液晶ディスプレイModel 4000PCI)

解像度640×480 16BitColorに設定。98年夏のボーナス時期に3万円ほどで購入。

Display Dev : Trident 9660/968X/938X, Linear Accelerated For PCI V3.01.07

我がマシンを遅くする元凶のトップはこいつに違いない。標準 のS3は速かった。はっきりいって薦めない。しかし、当時、液晶が3万円!というので飛びついてしまった。馬鹿でかいモニ ターは女房にも評判が悪く、自分自身も移動が楽なため手放せないでいる。
つい最近までFMV-590Tspにつけていた。 もしかするとドライバを変えれば・・・。と思いいろいろ試して みたが画面に変な縦線が入り、OSの再インストールをしなければならなくなるので、懲りた。
OAシステムの気のいい兄ちゃんにいいのを教えてもらい、それも使ってみたが、差は感じられない。
詳細↓
『Windows 95用 Trident Cyber 9385 ディスプレイドライバ』 ・FMV-5120NA2/W ・FMV-5133NA2/W ・FMV-5133NA/W ・FMV-5133NA/X
これらのノート用のディスプレイドライバ を現在使っている。
Lagrange注:当然、Tridentのホームページで最新版をダウンロードされたことと思います。

SCSI : Adaptic社 ISAバス使用。

ZIP_100Mbをつないでいる。PCIバス用 もあるにはあるが、どうせバックアップ用にしか使わないので これで十分。

SOUND : FMV-590Tspに標準の Sound Brouster 16(懐かしい響きでしょ)

Scanner : MICROTEK Scannerを Parallel Port でつないでいる(SCSIケーブルを買う金がもったいない。

どの道、この安物(7,000円)のスキャナでは遅いため、付属のプリンターケーブルを使う) 家庭用に息子の写真をJPEGでアルバムにしたり、通信教育を OCRでテキストにしたりと、意外に活用度は結構広い。
99年正月 購入。OCRは“読んでココVer5”との相性が抜群。左のVer2.05 などが、スキャナ購入時CDに添付されてくることがあるが、使いものにならないので、別途ソフトを購入した方が無難。値段は忘れた。

CD-ROM : MATSHITA CD-ROM CR-583

(確か8倍速のはず。デバイスを拾いやすいので、OSインストールの際は、起動ディスクをちょこっと いじれば、CD-ROMから20分程度。結構お気に入り。3Dゲームは やらないので、まだ使える。
*.DATなども十分楽しめます。ちなみに、これも譲ってもらったもので、FMV-5133T3純正ではないです。
MATSHITA CD-ROM CR-58x 系統は個人手的には気に入っています。
名機のFMV-5166D8やFMV-SV207など結構、FMVに純正でくっついているので、デバイスは拾いやすいです。

考察

これから、中古品を購入予定なら、FMV-5166D8なら“買い”。ジャンパをちょっといじって、ディップスイッチ(ソフトスイッチともいうらしい)を二つほど変えればすぐに200MHzにクロックアップできます。
苦労も心配もお金もいりません。冷却ファンも200MHzなら標準装備で大丈夫そうです。
ジャンキーな方なら400MHz以上までもっていけそうな気がしました。
M/Bを見るとそそること請け合いです。
Lagrange注:D8/D9は2.8Vまでしか落とせないので、下駄が無いと400MHzは無理ですが、外部83MHzとI/O電圧の独立設定可能な点で、非常に面白いマシンです。

問題は、私のように職場で廃棄処分になったマシンを金をかけずに使おうとする場合ですが、以前使っていたFMV-590TspはどうにもならないM/Bを使っているので

・ISAの SCSIでHDDを増設する。

・CD版のWindows95 (4.00.950.B)をSCSIデバイス、CD-ROMデバイスをうまく使ってインストール(Dosを使う)して、ドライブ圧縮をかける。

・90MHzでがまんして、安物メモリを80〜128MHzほどつむ。

というのが一番安上がりのような気がしました。

M/Bを変えるよりも、本体だけ6万円とかいう台湾製品の方がいいような気がします。初めからK6がのっていますし。
問題のFMV-5133T3(1996年1月の冬型モデル)は結論としては非常にナイスガイでした。
M/Bなどは95年11月にACERで作成されたもので過去も遺物のようにも見えますが、 ALiチップ(Ver4搭載)に助けられたような気がします。
当時はLANが標準装備で、サーバー用(といっても大型のものではなくクライアントサーバーだと思います)として、売られていたようですので、FMVとしては頑張ったのではないかと思います。
Lagrange注:家庭用のDESKPOWERと業務用FMVは筐体こそ同じものの、中身はまるで違います。そういう意味では、業務用を手に入れられたよし氏はラッキーだったかもしれません。

BIOSも悪くはなかったですし。というか、思っていたよりかなり良かったです。
頑張った、というより、おかしなチューニングをしなかったおかげで助かったという方が適切かもしれません。
ということで、FMVらしからぬ、いい意味での誤算で200MHzにクロックアップできました。全く問題なく動いています。体感上も133MHzとは比べものになりません。
Win95のアクセサリ中のシステムモニターだけ見ていても、200MHzっていいね!という感じです。
6時間、使いっぱなし&朝までつけっぱなしでも全く問題ありません。

なぜか、内の職場は富○通の人が30人ほどいて、うろちょろしているのですが、若い人はあまり良くしらないのですね!一般のユーザーの方の方が良く知っています。あっちも高い最新のマシンを売る方が儲かるでしょうし!

FMV-5150T3の記事を読ませていただいて、古いFMV-5133T3の方がクロックアップしやすいというのは意外でした。
M/Bも電源も全く違います。T系統という分類から、 FMV-5133T3はちょっとはずれているのかもしれません。うーーん???なぜ???
Lagrange注:DESKPOWER TPの方が変だと思います。というのも、当時のFMVはALiチップセット仕様の方がノーマルだったんで……。TPは旧式マザーの残品処分の疑いが濃厚。

FMV-5150T3をALiチップ(Ver4+搭載)にして、ソフトスイッチにすれば、ユーザーも泣いて喜んだはずなのですが???、富○通の考えはどうも分かりません。

尚、FMV-5133T3も95年後期(11月、12月)、96年(1月)等があるようでして、未確認ですが若干異なるかもしれません。
Lagrange注:そう、変に多いんです!

JP初期設定と、200MHzのJP変更設定のPDFを添付しますので、HP充実にお役立て下さい。
保証はできませんが、M/Bが似ているなら、いけるんじゃないでしょうか?尚、マシンの後ろ(電源側)を見ると、ファンの真下のシールに【1996-01】とか書いています。試される方は年度、M/Bを比較して、CPU&冷却ファンを手に入れてから、自己責任において、頑張ってみて下さい。

尚、標準で張り付いているPentium133でクロックアップしようと思っても、できません。クロックアップ耐性をもっていませんでした。起動時に画面が真っ黒になって冷や汗をかくだけです。
Lagrange注:恐らくSY022等の2.5倍設定以上を持っていないロットだと思います。83x2などは動く可能性があります。

貝柱の“よし”が実験済みです。 また、BENCHの結果ですが、133MHzよりは良くなったとしかいえません。
これも、PDF にしていますので、ご覧下さい。
FMV-SV205(職場のマシン)でPentiumMMX 200MHzと比較しましたが、あららら(*_*)、完全に敗北といった感じでした。当たり前といえば当たり前ですが。もうちょと肉薄してくれるとうれしかったのです。無理か。
なお、会社の自作マシンはPentiumV450MHzなのですが、あまりの良い成績に、むっとしてしまいました。
(以下、ご挨拶なので省略)

21:19 99/09/20

長いレポートありがとうございました。
このレポートがT3を活用しようとする人の支えになるといいですね。


 

 

FMVページに戻る

inserted by FC2 system