FMV5133D7

モデルチェンジを繰り返すごとに、マザーボードに劇的な仕様変更を加えてまともになってきたFMV


会社の上司が、リース上がりを格安にて購入。
某九州の県立高校で活用されてたマシンらしい……。
CPU載せ替えてやれって思ってましたが、調達に失敗しました……。

・スペック

CPU:P54C-133
RAM:32MB
チップセット:430HX(Triton2)

・メモリ増設

 ECC対応EDO。応答速度60ns以下の4/8/16/32MBのSIMMを4本(2セット)使用可能。
 残念ながら6本仕様ではありません。
 せっかくHX付けてるんだから、6本SIMM仕様にすればいいのにね。
 ちなみに、BIOS設定でパリティ無しのメモリも読めるようにできますので、ご心配なく。

・クロックアップ

 50〜66MHzの範囲で設定可能。爪先でも操作できそうな(実際は少しキツいですけど)大きなディップスイッチのおかげで、変更はしやすいです。
 また、倍率変更も楽勝。BF0〜BF1までなので、x1.5〜x3.0の設定が基本です。
 最近は古いマザーのために、BF0〜BF1だけで設定できる部分に最高速設定を持ってきてくれるCPUが多いのでちょっと嬉しいかも……。
 ただし、標準のCPUは133MHz固定版。このマシンに載せている限り、何をやっても133MHzでしか動きません。
 CPUクーラーは要交換。
 どうも回転数センサーまで付いてるみたいですが、筆者が見た個体は変な音がしてたのでさっさと交換しちゃいました。
 端子は通常の3端子ではないので、流用できません。

・スイッチ設定一覧

 他にも色々ありましたが忘れました。(資料にならんじゃん)

外部クロックの設定
SW1 SW2  
ON ON 50MHz
OFF OFF (55MHz)
ON OFF 60MHz
OFF ON 66MHz

「アッ、一つ設定が残ってる!」と色めきたちましたが、クロックダウンでした。
 済みません。
 利用価値も無いので忘れてください。
 Winchip2の225MHz版を無理やり4倍速で動かすかぁ??
 あるいは6x86専用設定なのかも。
 ちなみにBIOSは110MHz動作中でも90MHz扱いにしてくれます。(笑)

倍率設定
SW3 SW4 INTEL M1 K5
OFF OFF x1.5 x3.0 x1.5
ON OFF x2.0 x2.0 (x1.5)
ON ON x2.5 x1.0 x2.0(x1.75)
OFF ON x3.0 x4.0 (x2.0)

 K5ファンとしては、表記ミスが許せないところですが、真面目に対応してないんでしょうね。
 真の2倍設定は、K5-166で大きめのクーラーを装備した環境でないとお勧めしません。
 M1(6x86)も怪しいです。    

電圧設定
JP19 JP18 VCORE
1-2 OR 2-3
FOR P54C
NONE 3.52
2-3 3.3V
3-4
FOR P55C
NONE 2.9V
3-4 2.7V
1-2,3-4 2.5V

 P55Cって2.8Vじゃなかったですかね……。
 突っ込んじゃ駄目?

CPU タイプ
1-2 P54C PROTECT
2-3 P54C NORMAL OP
3-4 P54C NORMAL OP

筆者には1-2と2-3の違いが分かりませぬ……。


リンク

なし

作成日:
最終更新日:2006/11/5

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