FMV5133D8

FMV Socket7系デスクトップ最良のマシン!?

とっても素性の良いデスクトップFMV


駄作の多いFMVの中では奇跡のマシンである。
MMXにちゃんと対応しているし、特に不具合も無い。

また、マザーボード上に外部75/83MHzと思しき設定値が書かれているのも妙にそそる。(笑)
事実、そのクロックで安定動作してしまうのだから素人でも安心の素晴らしいマシンだ。

・スペック

CPU:K5-133
RAM:32MB

通常、中古のFMVは意外に高いものだが、この機種に限って言うとCPUがK5というマイナーな物のためか、非常に安価に入手する事ができる。
ところが、拡張性はMMX対応の上位版があるから保証付き。
こんな美味しいマシン、見逃す手は無いだろう!!

・メモリ増設

 ECC対応DIMM(SDRAM)を2本。
 まぁ、SIMM4本仕様のパソコンと同程度の拡張性と見る事もできるだろう。もちろん128MBまでのモジュールを装着できるので、最高256MB。
 Win2000時代まで大丈夫ではなかろうか。
 ちなみに、BIOS設定でパリティ無しのメモリも読めるようにできますので、ご心配なく。

・クロックアップ

  60MHz 66MHz 75MHz 83MHz
JP14 1-3 2-4 1-3 2-4 3-5 4-6 3-5 4-6
JP15 1-3 2-4 3-5 4-6 1-3 2-4 3-5 4-6

 マザーボードにはもう一つICS9148の場合の設定値も書かれているが、これは無視しても良い。
 何かやけにピンが多いように見えるが、正方形のピン4本接続型ジャンパピンを採用しているため、こんな設定になっている。
 特筆すべきは、83MHzでも何事も無かったかのように動作すること。
 P54C-166なら83x2で使ってみるとか、P54C-200なら83x2.5で使ってみるなんて事がとても気楽にできる!

・CPU交換用設定

VIO設定(シルク印刷のすぐ横のピン)

 これは下手に触らず、二電源のままでいいと思う。
 単一電源のCPUでも、その設定のまま動くので。

単一電源 1-3 2-4  
二電源 3-5 4-6 デフォルト

JP5 バーストモード設定

 サイリックス以外のCPUを使う場合はインテルバーストのまま。
 6x86/6x86MX/M2を使う場合はリニアバースト。

インテルバースト 1-2 デフォルト
リニアバースト 2-3  

JP18 コア電圧

 一応MMX Pentiumをそのまま載せられるようにセットされてるらしい……。
 2.9V対応なので、K6-200はOK。

3.0V 1-2  
2.9V 3-4  
2.8V 5-6 デフォルト

JP19 I/O電圧

 K5だから3.5Vなんだと思う。普通は3.3Vにしようね。
 ただし、  クロックアップする時はここも3.5Vでしょう。
 ここをそのままにするか、3.5Vにするかが結構大きな差になる事もある!!

3.5V 1-2 デフォルト
3.3V 3-4  

交換可能と思われるCPU

Intel P54C(Old Pentium) / P55C(MMX Pentium)

AMD 5k86 / K5 / K6(166〜200 233は電圧セット不能)

Cyrix 6x86/6x86MX/M2

Idt WinChip/WinChip2(単一電源3.5Vモードがあるので266MHz狙えるか?)

Rise mp6(仕様はOKでも、動かないと思います)

ハードディスク

 調べてないが、1.7GB。そこそこ速い。 当然換装可能。
 PIOモード4までは対応している。

熱暴走について

 やはり8月に入ると非常に厳しいです。もともとあまり熱設計の優れた筐体ではないので、電源部からの排出される空気はとても温かいです。

 ちうわけで、夏場は233MHz程度に落として使いましょう。


リンク

なし

作成日:
最終更新日:2006/11/5

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