【コンピュータウイルスの恐怖】■感染被害は無限大小中学生ならともかく、大人ですらきちんとコンピュータウイルス対策を行っていない人がいると聞きます。 「ウイルス」という言葉から、パソコンの風邪ぐらいに思ってる人も少なくないようだが、それは違います。 風邪はせいぜい2〜3日で自然に治りますが、コンピュータウイルスは一旦感染すると能動的に駆除しない限りずっと消えないんです。 また、最近のコンピュータウイルスは感染先に対する破壊活動よりも、情報漏洩や大規模攻撃の拠点化されることが多く、より被害が甚大になってきております。 以前なら、ハードディスクに登録されていた情報が消滅して悲しい思いをするだけでしたが、今はプライベート情報がネットに流出し、取り返しの付かない事態になることが多々あります。 大手企業の顧客情報や、自衛隊の機密情報などがファイル共有サービス上に流出すると、瞬く間に好奇の目にさらされるだけでなく、回収は事実上困難です。 重要なデータの消滅自体は、ディスク故障によっても引き起こされる可能性がある話なので、定期的にデータバックアップを行うという方法で被害を軽減することが出来ます。ウイルス発動直前のデータを保存しておいたなら、実害は復旧の為の手間ぐらいでしょう。 しかし、データの流出に関しては、復旧手段が現状では無いのです。 個人が不用意に会社のデータを流出させた結果、企業が高額の賠償金を支払う羽目となった例はいくつでもあります。 自衛官の情報流出に至っては、国防の為の最新鋭戦闘機の調達にまで影響を及ぼしており、まさに国家的損失が現に起きています。 また、個人情報と恥ずかしい写真がセットで流出した某事件など、当事者は表を歩けないほど恥ずかしい思いをしたことでしょうし、当の写真は今なお削除されることなくネットのいたるところに転がっているのだから未来永劫生きている限り恥を晒し続けないといけない。 とにかく、コンピュータウイルスに感染すると、一生取り返しの付かない事になる可能性もあるので、絶対に感染しないように、また万が一感染しても被害を最小限に食い止めるよう注意すべし! 【ウイルスに感染しないために】■OSのセキュリティパッチを必ず当てるWindowsユーザーなら、必ずWindows Update(若しくはMicrosoft Update)を実行し、最新のセキュリティパッチを適用することが第一です。 「最新の状態にする」と言われて、Windows 2000や Windows XPはダメなのかと言う方もいると思うが、そうではない。少なくともWindows XPは当分現役だから問題ないです。 ■ルーターを使う意味が分からないかもしれないけれど、ルーターのNAT(IPマスカレード)機能を使うと、インターネットプロバイダが割り当てたIPアドレスを直接パソコンに割り当てないため、外部からパソコンに直接アクセスしづらくなり、無差別攻撃の対象となりにくい状態になります。 逆に、単なるブリッジ(モデムの類)を使って、インターネットプロバイダとパソコンが直接通信してやり合う仕組みにしていると、単に接続しているだけで容易に侵入されます。 さらにセキュリティの甘いパソコンであれば、本当に黙っていても一発で病気持ちになってしまうのである。 オンラインゲーム等に不便だからといって、ADSLモデム等でインターネットに直結される方も未だにいるようだが、安易に考えないこと!! ■ウイルス対策ソフトを導入する後述するが、無料版ソフトでも構わないので、とにかく何も対策ソフトを入れていない状態で使わないこと。 100%確実ではないとはいえ、流行の最先端を走らない限り、ウイルスが手元に届くのはある程度枯れてからだと思うので、なるべく対応の早い、信頼出来るウイルス駆除ソフトを使うべきでしょう。 ■パーソナルファイアウォールを適用するファイアウォールとは「防火壁」を意味し、ネットワーク用語としては通過するデータを分析・制限するための仕組みです。通常、ネットワーク上に独立した機器として接続されていますが、パーソナルファイアウォールはその廉価版。 余計な通信をさせないための仕組みであり、例えば感染したウイルスがデータを大量にばらまこうとしているのを阻止したり出来るのです。 Windows XPよりファイアウォール機能が標準添付されるようになりました。また、各社のウイルス対策ソフトの上位製品にはファイアウォール機能も盛り込まれています。(重くなったりするけどね……) 【ウイルス被害を小さくするために】■ローカルディスクに大事なデータを置かない個人PCに重要なデータを残しておくから、ウイルスに感染したときにばらまかれてしまうのであって、まめにCDやらDVDに書き出していれば、実害は小さくなります。 また、クレジットカード情報や各種オンラインサービスのID・パスワード等、漏れたら困る物はパソコンに置いておかないように。 そのくらい、100円ショップでメモ帳を買ってきて転記しておけばいいじゃないですか! ■ネット用パソコンを別に用意するそもそも、仕事用のパソコンでウイルスを撒き散らしていそうなサイトに接続するのが自殺行為。 特にアングラ系サイトやファイル共有サービスに手を出すなら、ウイルスに感染しても良いパソコンを用意することが必須。中古で3万円ぐらいの安物、もしくはネットPCとかでいいので。 そのパソコンの電源を入れているときは、他のパソコンは電源を切るかネットから切り離しておく。 これが正解。 【ウイルス対策ソフトを入れよう】■転ばぬ先の杖どんなに注意していても、ウイルスに感染するときは感染します。 筆者など、明らかにウイルスっぽいファイルを不用意にゴミ箱までドラッグ&ドロップしようとした際に、誤ってEnterキーを押してしまい、ウイルスに感染したことがある!(筆者、一瞬で燃え尽きて灰になりました) ウイルス駆除ソフトを入れておけばそんなこと無かったのにと後悔しきり。 (その頃は無料ソフトも無かったし、PCがヘボくて重かったからなぁ……) ■御三家といえばトレンドマイクロ社「ウイルスバスター 」、シマンテック社「ノートンインターネットセキュリティ 」、マカフィー社「アンチウイルス」が有名どころで、専門店でも大きく展示されているはずです。 それぞれ歴史がある製品なので、安心して使えると思います。 便利になりました。 ■ロシアから愛を込めてロシアからやってきたスゴイヤツ。kaspersky(カスペルスキー) 。シブいおっちゃんが目印だ。 今ならウイルス検知率世界最高水準を、30日間無料体験! これを機に使ってみてはどうでしょうか。 ATOKや一太郎でお馴染みのジャストシステムが代理店をしている。 ■もう一つの新定番以前より、軽くて高性能と評判だったNOD32。その上位版が重いパソコンがサクサク動くウイルス対策ソフト というキャッチコピーでリリースされた、ESET Smart Security(イーセットスマートセキュリティ) だ。 64ビット版Windowsや、今時Windows 2000に対応しているのはエライ。古くさいパソコンを使ってるなら、これがおすすめ。 実は御三家の製品って、XP以降のパソコンでしか使えなかったり、過剰装備のおかげで古いPCだとインストールするだけで重いのよね……。 PC9821シリーズにWindows2000を入れて今なお使い続けている方などは、注目して頂きたいと思います。 ■更新無料更新無料といえば「ウイルスセキュリティZERO 」と「キングソフトインターネットセキュリティ 」なんてのがある。 筆者個人的には継続的な収入が見込めない事業は商売としてどうなの?という気はするけど、安いので、とりあえず入れておけという人には良さそうです。 ■無料のウイルス対策ソフト試用期間を長く、機能制限をゆるくした、ほとんどフリーのウイルス対策ソフトが出回っています。 無いよりよっぽど良い。どうしても数千円のソフトが購入出来ないなら、「無料 ウイルス」等のキーワードで検索してみるべし。 筆者もavast!等を使った経験があるが、それなりに使える。検討はしてみても良い。 ただ、突然英語サイトに連れて行かれたりするので、日本語しかアカン方はやっぱり数千円をケチらずちゃんとしたのを買うべきかと……。 【まとめ】お得かつ便利買いたいなら、vector PCショップ がおすすめ。ウイルス対策ソフトに箱やマニュアルなんて要りません。買いに行く手間を考えたら、ダウンロード購入が賢いです。 リンクを張っておいたので、買い物してきてください。カード決済できるので、思い立ったそのときに導入出来るのがイイと思います。 |
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作成日:2009/2/13 最終更新日:2009/2/13 |