はじめに今、Windowsパソコンと呼ばれているパソコンの多くは、IBM PC/ATをルーツとする物である。 PC/ATとは、米IBM社が1984年に発売した16ビットパソコンである。 が、実際問題としてPC./ATって奴のハードウェアを見ていくと、CPUが80286だったり、拡張バスがISAだったりと、今では使われていないパーツだらけだったりする。 ソフトウェア的に上位互換を保ちつつ、「レガシィフリー」などと旧時代のインターフェースを排除・置き換えしていった結果、全く違う物になったのが、今のパソコンだ。 実際問題、IBM自身もPC/ATの次にPS/2(キーボード等の丸コネクタに名を残すアレである)というハードウェア的に互換性のないソフトウェア互換のPCをリリースしたことがある。 実際、ソフトウェア資産が継承できさえすれば、ハードウェアは時代に即した物に変わって当然なのかもしれない。 そして、PS/2路線で失敗したIBMはコンパック(後にHPが吸収)に代表されるAT互換機路線に切り替え、一メーカーに成り下がってしまった。 もはや、PCのハードウェアデザインはマイクロソフトとIntelが舵を取るようになり、IBMが独自性を発揮するのは、道具としての使い勝手の部分のみになってしまった。 時代は流れ2005年、IBMは中国のPCメーカー「聯想集団(Lenovo)」にPC事業を売却することになった。 当面5年間はIBMブランドの表示が継続され、また大和事業所などThinkPadの主要な開発部隊も受け継がれたため、大きな変化は見られない。ただ、徐々にLenovo3000シリーズとの部品共用化が始まっており、今後の展開に注目が集まる。 |
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レノボ製パソコン「ThinkCentre」を題材としておりますが、本ページは「レノボ・ジャパン株式会社」とは一切関係ありません。