まだまだ全モデルについて資料が揃っていないが、中古で購入を検討することが多いと思われるXシリーズ以降の機種についてはほぼ記載出来ている。 是非ご活用頂きたいと思っている。 ■小型軽量モデルThinkPad 220初期ThinkPad。モバイルに特化した野心的なモデル。 CPUは当時ですら時代遅れの386SL-16MHz。 ディスプレイはSTN16階調白黒液晶。 乾電池6本でバッテリー駆動可能。 PCカードスロットは何故か上下逆だった。 また、TrackPointをまだ装備しておらず、キーボード左上にトラックボールを装備していた点も注目。 ThinkPad 230cs230のカラー液晶モデル。 前期は486SX-33MHz、後期は486DX2-50MHz。 メモリは 72pin SO-DIMM(3.3V)で増設。標準4MB、最大20MB。 ディスプレイは7.8インチ 256色DSTN液晶 。 参考までに、ビデオチップはGD6235 (VRAM 512KB)だった。 充電池が標準で、乾電池はオプションとなった。 12.7mmの2.5インチHDD 130MBを装備。E-IDE非対応なので、540MBを超えるドライブを装着する場合はBIOS騙し等が必要になる。 ThinkPad 235(2607-10J/20J 1998年7月)いまは解散してしまったIBMとリコーの合弁会社「ライオスシステム」が開発した、いわゆる「チャンドラ2」である。 CPUは前期型10JがMMXPentium233MHz、後期20Jは266MHzを装備。 9.2インチSVGA液晶で、重量1.25kg 小さな筐体ながら、PCカードType2が3枚装着できた事も特筆すべき点。 メモリは144pin EDO SO-DIMMで最大160MBまで増設可能。 ビデオカメラ用のバッテリを採用し、交換用バッテリの入手性に配慮されている点も好ましい。 弱点としては、筐体の強度がやや不足していることが挙げられる。特にコネクタやバッテリーカバー等が破損しやすいとのこと。 ThinkPad 240(2609-2xJ/3xJ/4xJ 1999年5月)10.4型SVGA液晶を搭載したサブノート。 2x/3xの前期モデルはチップセットに440BX、4xの後期モデルは440DXを採用。 CPUは2xJがモバイルCeleron300MHz、3xJがモバイルCeleron366MHz、4xJがモバイルCeleron400MHz。 メモリはオンボード64MB、上限192MBまでとなっているが、非公式に320MBまで搭載可能。 10.4型SVGA液晶を装備。 ビデオチップはNeoMagic MagicGraph 128XD、VRAMは2MB。 HDDは2xJ、3xJが6.4GB、4xJは12GBを装備。 サイズは260mm x 202mm x 26.6mm (幅×奥行き×高さ)、重量は1.32〜1.35kg。大容量バッテリー装着時は1.46kg。 残念ながらPCカードスロットは1つに減ってしまい、235から拡張性は大幅に減ってしまった。 ThinkPad240X(2609-5xJ/6xJ)チップセットが440MXに変更された。 オンボードメモリ64MB。440MXの仕様上の制限から、メモリは192MBまでしか搭載出来ないため、拡張性では旧モデルに劣る。 ビデオもSMI LynxEM+(VRAM2MB)に変更された。 5xJはモバイルCeleron-450MHz、6xJはPentium3-500MHz。FSBは100MHzだ。 また、5xJは標準バッテリで2時間駆動、6xJは大容量バッテリで4.2時間駆動といった違いがある。 ThinkPad240Z(2609-7xJ/8xJ 2000年10月)CPUは7xJが低電圧版Celeron500MHz、8xJが低電圧版PentiumIII。 8xJは液晶も10.4型XGA液晶に変更され、それに伴いビデオチップもSMI LynxEM4+(VRAM4MB)に変わった。 全機種有線LANを内蔵するようになった。 オンボードメモリはx1Jが64MB、x2Jは128MB。440MXチップセットは上限256MBまでしか認識しないので、x2Jの方が望ましいが、x1Jでもオンボードメモリを剥がして256MBメモリを増設することで、上限いっぱいまで使えるようになる。(要改造) ハードディスクは7xJが10GB、8xJが20GB。 ■B5モデルThinkPad 530ThinkPad 53510.4インチSVGA液晶。 重量1.7kg ThinkPad 570(1999年4月)CPUはPentium2-333/336MHzか、Celeron333MHz。 メモリ64MB(PC133 SDRAM)、標準的な144PinS.O.SIMMで最大192MB。 CD-ROMを内蔵可能。最初にリリースされたPentium2モデルではオプションだったが、後にCeleronモデルリリース時に標準搭載した。 タイプ2のPCカードを2枚装着可能な拡張性も完備。 ビデオチップはNeoMagic MagicMedia 256AV(VRAM2.5MB)。中途半端なVRAM容量だが、XGA解像度で24ビットカラーが実現できる最低限のメモリを搭載しているとのこと。 幅300×奥行き240×高さ28mm/約1.83kg。
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作成日:2008年2月20日 最終更新日:2008年10月13日 |