【概要】■これからのネットブックのあり方2010年、iPhone4の登場を期にスマートフォンが爆発的に普及期に入った。 また、iPad等のタブレット端末の普及や、Android携帯の機能向上に伴い、出先でインターネット接続するだけであれば、必ずしもパソコンは必要ない状況である。 そんな状況下で、敢えてWindowsベースの携帯端末を使う必然性が薄れてきているのは事実である。 また、一般のノートPCが十分に安くなったため、画面が狭く、CPUも貧弱なネットブックを利用する必然性があるかと言われると疑問。 結構立ち位置の難しいモデルだ。 【各機能ごとの詳細】■スペックは旧モデルからほぼ変更無しN300のCPUはATOM N550(1.50GHz 2コア4スレッド)。 N301のCPUはATOM N2800(1.86GHz 2コア4スレッド)。 ATOMに高性能を期待してはいけない。 メモリはDDR3で、標準1GBメモリ(2GBまで増設可)。 HDDはN300が250GBで、N301が320GB。 液晶は旧型同様10.1型1024×600液晶。 無線LANはN300が802.11 a/b/g/n対応だったが、N301で802.11aが対応から外れた。 ■サイズ比較N300 約262.0mm(幅)×190mm(奥行)×16.6〜35.5mm(高さ) 1.20kg 微妙にサイズが変わっているが、UXから微妙に厚くなった程度で、大きなサイズ変更は無い。 パソコンと比較すると、RX2より一回り小さく、少し重い。RX3に関しては大型化したため、一応棲み分けに成功していると考えられる。 ■デザインカカオブラウン、ライムグリーン、パッションオレンジの3色。 黒とか銀とか、赤青とかのありがちな色が一つもないところが不思議。 ■キーボード19mmピッチのキーボード。やはり、入力のしやすさは差別ポイントになると思う。 ■サウンド機能パームレストにharman/kardonステレオスピーカーを搭載し、音質に少しこだわっている。 電源が切れている状態でも、アンプだけ生かしてオーディオ入力からの音声を内蔵スピーカーから出力できる機能が付いた事が特記事項。 iPod等の携帯オーディオとの共存の為の一工夫である。 ■インターフェース類は普通SDカードスロットはSDXC対応になった。 USB2.0×3と、LANインターフェース、RGB15pin、マイク入力(オーディオ入力)、ヘッドホンという、標準的なインターフェースを一通り完備。 ■WEBカメラ搭載利用するかはとにかく、30万画素のCMOSカメラが液晶上部に取り付けられた。 WEBカメラとして利用できるため、Skype等で顔を相手に見せたいときには便利。 ■基本ソフトOSはWindows7 StarterEdition。ネットブック用の機能制限モデルだ。 評判が良かったのか、旧モデルに引き続きOffice2010の2年限定版がバンドルされている。 【個人的な感想】安いが、ネットブックの性能はやはり中途半端! 割りきって使えば良いと言われるかもしれないが、メモリ増設して、SSD換装してると、この機械を買った意味が無くなってくる。 分かっている人が2台目として購入するならいいけれど、使い方に制約が多いので、入門用にはお勧めできません。 |
リンクネットブック dynabook N300 (2010年12月) ネットブック dynabook N301 (2012年2月) |
作成日:2011/1/30 最終更新日:2012/10/10 |